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3Dプリンタが開く人工臓器の可能性 [医療と健康]

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3Dプリンタによるミニチュア肝臓
の制作に成功したそうです。

カリフォルニア州サンディエゴの
Organovoという会社の研究者が3Dプリンタを使い
人間の肝臓を史上初めて小さなレプリカでの
製造に成功したとのこと。

今流行りの3Dプリンタ
パソコン上で作成した立体画像を
そのまま形にしてくれる機械です。



estylemoda

その技術発展はめざましく
当初はプラスチック板の積み重ね
のようなものでしたが
この数年でより細部まで立体化
できるようになりました。

とにかく3D描画データさえあれば
たいていの物が形になるので
クリエイターの創造の幅が広がり
造形力が必要だった複雑な形も
容易に造ることができる。

つまり、想像を形にできるのが
3Dプリンタなんです




そしてついに複雑な人間の臓器制作も可能に?!


肝臓は人体の中でも複雑な
構造をしている部類に入ります。
そのため人工的な肝臓の制作には、
なかなか成功していませんでした。

人工肝臓といえば有名なのが羊による実験。
たしか数ヶ月は、生きていたと思います。
つまり、それだけしか機能しない。
実用には程遠く、いまだ生体肝移植が主流を占めている。
ドナー待ちが数年とかの世界、
それほど肝臓の需要が多いということです。

もし肝臓を潤沢に”制作”できるのであれば
多くのドナー待ち患者さんの命を
救うことができることでしょう。
違法臓器の売買も減るかもしれない。


人工臓器について
人類はこれまでにも機械的な臓器を作り出してきました。
なかには実用化されているものも結構あります。

・人工心臓
・人工角膜
・人工血管
・人工皮膚
・透析装置(腎臓)
・人工肛門
・人工関節
・人工内耳

人体の部分的デバイス化の果てにあるのは
脳も含めた機械化です。
それは先の話だとしても年々現実味が増していくにつけ
期待を禁じえません。

今回の人工肝臓がミニチュアのレプリカとはいえ
通常の肝臓と同じ機能が果たせるとのこと。
なので薬や病気の反応を調べるのに使ったり
肝臓の”動き”も見ることができるとのこと。
現在の寿命は5日間で、
ホルモンや薬を体に運んでくれるタンパク質のアルブミン、
脂肪を運ぶコレステロール、
アルコールを分解する酵素もちゃんと生成されるそうな。

素材など気になりますが、
いくつかハードルを超えれば実用化も
割と早いのではないでしょうか。

今後の研究成果に期待したいところです。



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