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彼女の狂詩曲 神様のパズル 続編 第三弾 [本(小説・漫画)]

舞台設定は、事業仕分けで存続の危機に陥る「むげん」。
存続には、何らかの成果を出さなくてはならず
その答えを求め、量子コンピュータが
はじき出した驚愕の答えとは?

というか、カバーの絵に描かれた
沙羅華をみたらわかりますが
「むげん」のためにアイドルを目指します。

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てか、ひと目でアイドルってわからないですよね。
なんだか鼓笛隊の先頭の人みたいな感じでもあるし。

ちなみに胸の谷間が描かれたのは
『神様のパズル』以来だったりします。

後ろ手に持っているのは、三味線ではなく
スケルタル・バイオリン(電子バイオリン)で
新海アニメ映画の『雲のむこう、約束の場所』にも
出ていた楽器です。(45分あたり)
こういうエレキものって、意味もなく欲しくなるけど
どれも高いんだよなぁ。

と思ったら意外と安そう。
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


前作ではヒロイン沙羅華がまさかのスキンヘッドで
赤ちゃん宣言でしたが、今回もやってくれます。
かなりのイメチェンな上にどっちらけです。
ゆるキャラが出るトコは、なんだかタイムリーだなぁ…
とか思いましたが、あれがないと主人公がボコボコ
だったので必要なアイテムでしたね。


主人公の勤務先、ピグマリオンの先輩で
年下な女性の守下さん。
サブヒロインの彼女が、ついに立ち上がります。
次回作あたりでヒロインとぶつかり合うんじゃないかな。
てか、主人公と一度は、どうにかなりそう。
守下さんの容姿が、いまひとつイメージできない。
知的な眼鏡女性で仕事のできる感じなだけ。
だれか描いてくれないかな。


【ここが読みどころ】

今回は主人公の綿貫基一が、
ヒロインの父親である森矢教授から、
とんでもないセリフを引き出します。

それは…
『君に"お父さん"と呼ばれる筋合いはない』

はっはっは、全国のお父さんが
言ったり言われたりしたこの言葉ですよ。
それをついに言われるということは…
ま、読んでみて下さい。

あと、最後のビデオレターで
ヒロインのデレがあるのもいいですね。



【神様のパズル】シリーズという大好きな作品を
映画・コミック・小説4冊と紹介してきました。
どれも味わい深く、楽しい作品になっています。

さぁ、次巻は、いつになるのでしょうか?
遅筆作家と今回の作品の解説でも書かれていましたが
順当に行けば来年の年末かな?


『彼女の狂詩曲(ラプソディ) 穂瑞沙羅華の課外活動』



【科学関連記事】
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究極のドグマ 神様のパズル 続編 第二弾
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究極のドグマ 神様のパズル 続編 第二弾 [本(小説・漫画)]

『神様のパズル』という小説から始まり
『パズルの軌跡』に続き、そして第三弾!

『究極のドグマ 穂瑞沙羅華の課外活動』

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シリーズ三作目となります今回のお話。
テーマは、バイオテクノロジーで作る完全生命体。

要するに遺伝子操作で不完全な人類を辞めちゃって
多少は造形的に愉快な生物になろうとも
完全な人間を目指しちゃいましょう。

ということらしいです。

なんだか中学生の頃に読んだ
『黄昏時は夢を見る』(コバルト文庫)
を彷彿とさせるテーマです。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4086108399/ref=as_li_qf_sp_asin_il_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4086108399&linkCode=as2&tag=nyalrathotep-22

あの作品は、劣悪環境になった地球に
人体を適応させる内容でした。

ただし『究極のドグマ』は、そこまでシリアスでもなく
逃げ出したペットを探したり、コメディありのドタバタ劇です。

しかも根底にあるのは、思春期な女子高生の
”自分探し”ときています。

今回は、新たな真実?として明らかになったことは
ヒロインが普通の試験管ベビーではなく
天才遺伝子をさらに操作した超天才だった?
…という出生の秘密に苦悩します。

「自分が何者なのかなんて悩みは、
   十代の頃に済ませておくもの」

と言ったのは誰でしたっけ?
まぁ彼女は、その十代真っ盛りなんですけどね(笑)

自分が黒幕により遺伝子操作されて造り出され
”真理”を求める行動ですら
そう行動するようにプログラムされていた…

ヒロインは、苦悩します。

主人公のアパートへ引きこもった挙句に
首を括ろうとまでしたようですが
それを思いとどまらせたのが意外にも
主人公の持っていたDVDでした。

どんな内容のDVDだったのかは、
私の口からは言えません。

是非、読んでみてください。

この作中でもいろいろなイベントがあります。
ヒロインが海で全裸遊泳するとか
やり過ぎなヘスタイルのイメチェンとか
翻り主人公の綿貫も社会人とは思えない
落ち着きのなさでティーンエイジャーに
モーションかけまくったり
社長に”女”を要求するなど滅茶苦茶(笑)

でも見どころは、ゼウレト社の秘蔵っ子の
行動や成長、心変わり、新たなる旅立ちかな。
少年と猫は、新天地を目指して旅経ちます
…盛大な爆発とともに。

なんだか筋肉少女隊の
『サボテンとバントライン』みたいですが
違うのは、彼らは生きて新天地を目指します。

それに引き替え我らが主人公とヒロインときたらもぅ
成長がないというか、あいかわらずじゃれあって
いるばかりでまったくもぅ。

ま、そこがいいんですけどね。


バイオテクノロジーといえば、
日本でも大きな発見がありました。

iPS細胞

分化する前の細胞であり、どの臓器にも変化できる細胞…だっけか?
研究が進めば、臓器不足も解消できるどころか
人のクローンも夢ではなくなる勢いです。

小説の中では、キメラ(合成)生物が出てきますが
実際は、作ってはいけないことになっています。
具体的には、二週間までは許されています。
二週間の研究観察後に、焼却処分することになっています。

さらに驚くべきは、遺伝子を構成物質から組み上げて
染色体に分裂に成功した…という話まで聞き及んでいます。
つまり、無から生物を作り出すことに成功したと。

いつのまにやら人類は、神の領域を侵食していたようです。




さて次回は、『神様のパズル』シリーズ第四弾 続編の三冊目
2013/05/15発売の最新刊です。
『彼女の狂詩曲(ラプソディ) 穂瑞沙羅華の課外活動』

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舞台は、事業仕分けで存続の危機に陥る「むげん」。
何らかの成果を出さなくてはならないため
量子コンピュータがはじき出した驚愕の答えとは?


【この続きがこちら】
彼女の狂詩曲 神様のパズル 続編 第三弾

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パズルの軌跡 神様のパズルの続編 その2 [本(小説・漫画)]

『パズルの軌跡』という小説『神様のパズル』の続編について
前回書こうとしたらウンチクが長くなりすぎたため
『パズルの軌跡』(ハルキ文庫)の感想を
二回に分けて書いています。

前回の記事も御読み頂ければ幸いです。

パズルの軌跡 神様のパズルの続編 その1
http://nyalrathotep02.blog.so-net.ne.jp/2013-05-15

というわけで閑話休題(話を戻すの意)

さて、2013年に入った今年のことです。
私は、再び『神様のパズル』の事が気になり
書店で新装版でもないかと探してみたら
発見しました!
新装版?いえいえ『神様のパズル』は、昔のままでした。
発見したのは、続編のほうです。

タイトルが
『パズルの軌跡 穂瑞沙羅華の課外活動』
サブタイトルも含めるとかなり長いんですけどね。

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見つけた時は、小躍りしちゃいましたよ、書店の中で。
もちろん心の中で、ですけどネ(笑)

まさか、またこのコンビの作品が読めると思わなかったので
5年ぶりの再会に喜色満面だったかと思います。

あいかわらずラノベ風なのは表装のイラストのみで
中身は挿絵の一つも入っていない、れっきとした小説。
そのただ一つのイラストなんですが、
前回とはかなりヒロインの書き方が違うなぁ…と
イラストレーターを替えたか?と思いきや、
今回も前作同様”門坂 流”さんによるものでした。
『神様のパズル』が2006年で
『パズルの軌跡』が2010年ですから
4年も経過したらそりゃあタッチが変わるのも
仕方がないかもしれませんね。


続編『パズルの軌跡』の内容について。

ヒロインが求めているものは”真理”。
主人公が求めているものは”女”。

あいかわらずなスタンスの、この二人。d(-_-)

舞台は、日本からアメリカへと移り
さらに船旅で孤島に向かったその先では
”人間改造計画”を知ることになります。
人が争うのはナゼなのか?
自他の区別が無ければ争いも起きない。
”エゴス”な人類の”ノアス化”とは?
”自我”が人類を利己的にするのならば
それを取り払えば人類は一つの生命となり
世界平和と真理への帰結を果たせるのではないか。

ヒロインと同じ遺伝子操作された天才少女との再会。
それが彼女に禁断の選択を決意させる?!

今回も既存技術で実現できそうな物語です。
ですが、あいかわらず煮え切らない二人にやきもきします。
でも、そもそもラブコメ[黒ハート]ではないんですよねぇ、これ。

もっとも、社会人が女子高生に萌えた時点で
犯罪なんですけど(淫○罪、青少年保護育成条例違反)

今回の話は、人間を外科的手法でブレイクスルーできるか?
というところに興味を持ちました。
”脳”といういまだブラックボックスな代物を使い
我々は生きているのですが。
”脳”に何かがあることは、太古からわかっていたようです。
古代エジプトでは生後間もなく頭を板ではさみつけ
頭蓋骨に合わせて脳を変形発達させるとか。
インカでは、脳外科手術で頭蓋骨の一部を切除したり。
南米では、幻覚ハーブで薬物的な作用を起こさせてみるなど。

西洋医学の発達した近代でも、
脳への探求から事件が起きています。

ロボトミー手術で癲癇(てんかん)発作を
改善させようとしたとか

同じく癲癇発作の改善と信じて、
一時記憶を司る海馬を吸引除去したら
新たに記憶が出来なくなった医療事故とか。

統合失調症の攻撃性を緩和させるため
ロボトミー手術を行ったら情緒不安定になり
それを恨んで施術した医師がその患者に襲われた事件。

結局のところ外部からの操作で
人間を向上や進化させる事には
未だ人類は成功していません。

副産物として”洗脳”による生産性の向上など
成果はごく僅かです。

やはり人類を成長させるのは、
試練と努力が必要なんでしょうか。

みなさんは、どうお考えになりますか?

次回は、今回紹介した
『パズルの軌跡 穂瑞沙羅華の課外活動』
のさらに続編についての紹介をさせていただきます。
今度は、バイオテクノロジーです。



【この記事の続き】
究極のドグマ 神様のパズル 続編 第二弾

【科学関連記事】
神様のパズル 映画と小説の感想 続編
パズルの軌跡 神様のパズルの続編 その1
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彼女の狂詩曲 神様のパズル 続編 第三弾


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パズルの軌跡 神様のパズルの続編 その1 [本(小説・漫画)]

【神様のパズル】の映画や小説にハマッた私は
その後もコミック化された『神様のパズル』を
追いかけ読み続けていました。

当時もメディアミックスはありましたが
アニメ化までは、しなかったようですね。
コミックの人気次第だったかと思いますけど
そのコミックも全4巻で無事終了。

【楽天でコミックまとめ買い】


【Amazon】
神様のパズル コミック 1-4巻セット (Flex Comix)


しかし、なんといっても原作は小説ですから
小説の続編が出ないかなぁ、って
映画のDVDの購入後もときおり新刊チェック
していましたけど、さすがに一年ほどであきらめました。

まぁ『神様のパズル』この内容じゃ続かないか…
などと自分に言い聞かせてね。

それでも個人的に”その後”が気になり
二次創作で続きを自分で書いみようとしましたが
普通に就職した理系学生だった主人公と
年相応の暮らしを取り戻したヒロインでは
そもそも生活の接点が見いだせず、
”御斉田”の田植えで再会するシーンまで書いて
筆を置きました。

やはりSFというものは、
『科学的事象を絡めた事件が起きないと面白くないから』
というのが理由です。

そのくせ気になっていたのが
二人の恋の行方だったんですから
もうちぐはぐいいとこで、物語がまとまる訳がない。

ちなみに恋の行方というか、ラブコメ[黒ハート]が欲しいなら
コミック版がおすすめです。

あれから数年が経ち、現実の世界での科学的発展も
めざましいものがありました。

小惑星イトカワの探査衛星「はやぶさ」奇跡の帰還。
地球圏(月含む)以外での試料採取は、人類初の快挙です。

地上でも光子を数秒間保持することに成功したり
光より遅いニュートリノの発見でタイムマシンの
可能性が開けたり、その訂正があったり(笑)
※ケーブルの配線ミスが原因の誤数値でした。

『神様のパズル』といえば粒子加速器の「むげん」です。
それに対する現実世界の粒子加速器:CERNでは、
世紀の大発見が成されたことを御記憶の方も多いことでしょう。

『神様のパズル』では存在を否定された”重ヒッグス粒子”
そのヒッグス粒子がCERNの陽子衝突実験で発見されました。
第一報の後の追加実験でも観測データが得られ
ヒッグス粒子の存在が確定的となったのです。

ただし日本の大学の研究では、ヒッグ粒子の性質から
どうやら複合粒子の可能性もあるということで
まだまだこれからその正体が明らかにされていきそうです。

ヒッグス粒子は、未発見だった最後の粒子と言われており
物質に質量を与える役割があるそうです。
永らく未知の粒子でしたが、実際は空間に
ギッチリと積み重ねられており
そのヒッグス粒子の間を電子が飛び回ることで
質量が発生している、とのことです。
もし質量が無かったなら、我々を構成する物質の素粒子は
空間に留まることなく四散していたことでしょう。


話が逸れました『神様のパズル』の続編
『パズルの軌跡』の感想については
また明日に書きます。

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【この記事の続き】パズルの軌跡 神様のパズルの続編 その2

【科学関連記事】
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究極のドグマ 神様のパズル 続編 第二弾
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